左利きのメリットと言うとピンと来ないかもしれません。

左利き一昔前までなら左利きは矯正されることが多かったのですが、現代では一つの個性として尊重され矯正されることも少なくなったようです。

もっとも、左利きの人には、右利きの人が普段意識しない不便さも色々とあります。
ここでは、左利きのメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。

左利きの割合 成人は8~15%

左利きの割合は、成人の8~15%と言われています。この中には、子どもの頃は左利きだったけど右利きに矯正したという人は含まれていません。そうしたことを考えると、左利きの子どもは20%前後はいるのではないでしょうか?

利き手が決まるのは4歳まで

アメリカの発達心理学者アーノルド・ゲゼル氏の研究によると、利き手が決まるのは4歳だそうです。

氏によると、1歳頃の子どもは両手をバランスよく使い、2歳頃の子どもは片方の手だけを使う。3歳頃になると再び両手を使うようになり、4歳頃になってようやく利き手が決まるそうです。

右利きが多い理由

世の中には右利きの人が圧倒的に多いです。その理由は諸説あるものの、世の中のあらゆる製品が右利きに都合の良いように設計されているため右利きになる子どもが多いと言われています。

たとえば、いま私がこの記事を打ち込んでいるパソコンのプラグは右側に設置されています。

ほかにも、ハサミは右手で持たなければ上手く扱うことができません。財布のチャックも右手で開けるように設計されています。さらに、駅の切符入れやタッチパネル、ATMのキーボードも右側に設置されています。

このように、右利きの人が普段気にすることのないあらゆる物が右利き用に設計されていることから、子どもも自然と右手を使うことが多く、結果右利きになるのだと言われています。


ほかにも、スプーンやフォーク、お箸を持たせるとき、多くの親御さんは子どもに右手で持たせますが、そのことも右利きになる子どもが多い一つの原因でしょう。

左利きのメリット・有利な点

それでは、左利きであることのメリットについて見ていきましょう。

右手も以外と使える

左利きのデメリットとなりますが、世の中のほとんどが右利き用でできています。

そのため、左利きであっても右手を使わざる負えない場面が多々あります。自動車の自動改札は、右利き用にできており、左利きの方でも右手でタッチする人がほとんどだと思います。他にも例を上げたらきりがありません。

世の中のほとんどが、右利き用でできている以上、左利きであっても右手を使います。そのため、必然的に利き手ではない右手も使えてくるようになります。

もともと左利きの方が、左手と遜色なく右手を使える、いわゆる両利きとなる方は多いです。
かの有名な二刀流剣士、宮本武蔵も左利きだったと言われています。

逆に右利きの方は左手を使う機会が極端に少なく、左手ではほとんど何もできないという方が多いのではないでしょうか。
左利きの方は、右利きの方に比べ、両方使える方が多くなります。

 

左利きで脳を全面的に鍛え頭の回転を上げることができる

右手は左脳と結びついており、左手は右脳と結びついています。右脳は空間認識や創造性、感情、芸術などの機能を、左脳は論理や分析的思考(数学、科学)などの機能をつかさどっています。

このように右脳と左脳はそれぞれ役割が違っているため、利き手以外の手も使用することで脳を全面的に鍛えることができます。

前述したように、左利きの方は右手を使う場面が多くあります。左手を使う場面が少ない右利きに比べ、左利きは両方の脳を刺激することができます。

海外の調査結果ですが、左利きの方が、IQが高い傾向にあり、また別の研究では、大卒の男性の中では、左利きの方が右利きよりも高い給料をもらう傾向にあるということがわかっています。左利きだからと言って、必ずしもIQが高く、給料が高くなるわけではありませんが、より脳が鍛えられているのかもしれません。

 

スポーツで有利な左利き

野球では一塁ベースに近いこともあり左バッターの方が右バッターよりも有利なため、右利きの選手でも打席に立つときは左に立つ選手が多いです。

特に有利なのはピッチャーです。左利きは、「サウスポー」という風に呼ばれます。

右利きが左のバッターボックスに入ることは良くありますが、右利きの選手が左投げのピッチャーとなることはほとんどありません。同じ能力のピッチャーならば、左利きの選手の方が重宝されることもあります。

これは野球に限ったことではありません。他の対戦形式のスポーツでも全般的に左利きは有利です。
ほとんどの選手が右利きであるため、左利きであるだけで希少価値があります。

また、左利きの選手が少ないため、対戦相手は左利きの選手と対峙することに慣れていません。逆に左利きの選手は右利きの選手と対峙することには慣れています。
そのため、左利きの選手は優位に立つことができます。

左利きが有利なスポーツの具体例

ボクシング

格闘技の中でも特にボクシングは左利きが有利なスポーツといえるでしょう。

右利きと左利きが戦う場合、右利きの左手と左利きの右手がぶつかるくらいの距離で向かい合うことになります。

右利きはジャブ(左)でリズムを組み立てながら戦うのですが、相手がサウスポーだとジャブがことごとく左利きの右手に打ち落とされることになるからです。

そうすると右利きの選手はジャブからリズムに乗って攻撃をすることが難しく、主導権を左利きの選手に握られてしまうのです。

卓球

卓球においても左利きが有利な点は多いです。

まず、サーブから有利になります。たいていの場合、サーブを出す人もレシーブをする選手も、バック側に立っています。

そこで、左利きがバッククロスにロングサーブを出すと、右利きのレシーバーのフォアサイドに行くので、一発で抜くことが出来ます。卓球ではサーブをレシーブする場合、一般的にフォアハンドよりもバックハンドの方がレシーブしやすいからです。

そして、それをイメージさせておくことで、バックストレートへのサーブも生かすことが出来ます。

ラリー中も、特に横回転をかけると回転が右利きとは反対になり、一瞬対応が遅れることがあります。

また、左利きがフォアクロスに強打を打てば、右利きのバックにいくので、これも有利と言えるかもしれません。

さらに、ダブルスでも有利です。テニスの場合利腕が同じほうが良いそうですが、交互に打つ卓球の場合、左利きと右利きであれば互いの体でパートナーの動きを妨げることが少ないので、スムーズに打てるようになるのです。

ボウリング

ボウリングで左利きというのは希有な存在ですが左利きだと右利きとどういった違いがあるのでしょうか。

今回は左利きのメリットやデメリット、投げ方などを紹介しています。

メリット
左利きのメリットとしてよく言われるのはレーン変化が遅いことです。ゲーム中にラインを変える必要がありません。

ほとんどのレーンでは左右対称にオイルが入っていますから、右利きの人がほとんどの中、左利きだとオイルが荒らされにくいので同じラインで安定して投げることができるということです。

デメリット
左利きは絶対数が少ないので、左利き特有の投げ方を指導してくれる人がいないというのがデメリットです。

左利きはみんなの憧れ

左利きと言うと、それだけでちょっとした注目をされ、話のネタにもなりますし何だかんだで皆の憧れです。それだけでなく、一つの個性として格好良く見られることもあります。

右利きの割合が圧倒的に多いですから、左利きはレアキャラになります。みなさんも、「レア」という言葉に弱いのではないでしょうか。左利きというのが印象的で、その人自身が記憶に残りやすくなります。
憧れや人気者になりやすいのも左利きのメリットの一つといえます。

近年では、左利きは右利きに矯正するもの、という風潮がなくなってきています。左利きは個性として尊重されつつあります。いまでは、左利き用の文房具や調理器具といった左利きグッズを取り扱うお店もあります。以前にくらべ、左利きの地位は確実に向上しています。

 

左利きのデメリット・不便な点

つぎに、左利きであることのデメリット・不便な点について見ていきましょう。

世の中のほとんどのものが右利きでできている

上述の通り、世の中のほとんどのものは右利き用にできています。

そのため、左利きの人は日々小さなストレスを感じ続けることになりますが、こうしたストレスの蓄積が人体に与える悪影響は看過できません。

また、自動車も右利き用に設計されているところ、自動車事故は左利きの人の方が右利きの人よりも3.8倍も多く発生しているというデータも発表されています。

 

筆記の際に手が汚れる

横書きの紙に筆記する際、手の側面が真っ黒になってしまうのもデメリットです。
特に紙に文字を書き込む機会の多い学生の間は、相当なストレスになるのではないでしょうか。

私は右利きですが、小学校の硬筆(縦書き)の時間で、右手が真っ黒になってしまうのがいつも嫌でした。
この不快感を左手の人が日常的に体験しているのかと考えると脱帽する思いがあります。

 

注意点

以上、左利きのメリット・デメリットについて見ていきました。

紹介したように、右利きに矯正をすること自体には色々とメリットもあります。

もっとも、矯正を過度に強いると、子どもに心理的ストレスを与えてしまい、ひどい場合には吃音障害などの障害が発生することもあります。

左利きのメリット・デメリットを意識しつつ、子どもの性格も考慮してどちらを利き腕とするのか考えてくださいね。