子供は散らかすのが大好きです。
たくさん遊ぶのは嬉しいことですが、その残骸の数々には頭を悩ましてしまいますよね。
片づけは、単に部屋がきれいになるだけでなく、思考を整理することができることで将来勉強や仕事にも役立つ、重要な習慣です。

ここでは、子供の片づけのメリットと子供に片づけの習慣を身に付けさせる方法について紹介したいと思います。

子供が片付けができるようになるメリット

子供の頃に身に付いた習慣は大人になっても継続されやすい

子供の頃に一度身に付いた習慣というのは、なかなか変わるものではありません。

他方、大人になるまで習慣化されていなかったことを新しく習慣化するには、かなりの根気が必要です。

たとえば、みなさんが英語を勉強しようと思って、毎日仕事帰りに10分だけ英単語を覚える時間にしようと決めたとします。さて、最初の数日間は10分じゃ物足りず、1~2時間勉強をするかもしれません。

ですが、1週間後には、仕事帰りにきっちり10分勉強できている人は半分に減り、1か月後にはほとんどいなくなってしまっているでしょう。

このように、どれだけ簡単なことでも、新しいことを習慣化するというのは簡単なことではありません。それだけに、子どもの頃に身に付いた習慣とは一生ものなのです。

 

自分のことは自分でする、という責任感を持つようになる

自分が散らかした物を親に片づけてもらう。これでは責任感はとても芽生えてきません。

自分が食べた食器を台所に運ぶ、自分が脱いだ服は洗濯籠にしまう、そうした一つ一つの細やかな習慣が「自分のことは自分でする」という責任感を生みます。

 

物を大事にするようになる

大事な人からもらったプレゼントや思い出の手紙など、大切な物は適当に転がしたりせず決まった場所にきちんと保管しておきますよね。

反対に、それが自分にとってそれほど大切な物とは思っていなくても、使うたびに片づけをしていれば、自ずと物への扱いも丁寧になり大事にするようになります。

 

勉強や仕事ができるようになる

勉強や仕事ができている人の机は綺麗であることが多いです。整理整頓ができているということは、必要な書類やファイルが今どこにあるのかすぐに分かるということです。

一方で、机が散らかり放題の人は、「あの書類はどこにいった?」といつまでも探し物をして時間を浪費してしまいます。これはパソコンの中でも同じです。

仕事のできる人のデスクトップは綺麗に整理されており、タスク管理がしっかりとなされています。

他方、デスクトップがぐちゃぐちゃの人は、タスク管理もよく分からない状態になっており、忘れた頃に昔の仕事が未消化のまま発見、なんてことにもなりがちです。

 

子供に片づけの習慣を身に付けさせる5つの方法

それでは子供に片づけの習慣を身に付けさせる方法は何でしょうか?

1. 片付けはピンポイント・短時間で

たとえば部屋全体が散らかっている場合でも、全部を片づけるように言ったのでは、子どももはじめから戦意喪失してしまいますし、いざ着手したとしてもすぐにダレてしまいます。

まずは、「あそこを片づけよう!」と狭い範囲をピンポイントで指定してみましょう。

その場合、短時間の時間設定をすることも効果的です。時間を設定しなければダラダラしてしまいますが、「5分以内に片づけてみよう。よーいドン!」と急き立てれば、子どもも集中できます。

時間内に片づけることができたらごほうびをあげるなど、ゲームの要素を加えてあげると子どもも楽しむことができてより良いです。子どもがまだ一人で片づけをするのが難しいようなら、親子一緒にやってもOKです。

 

2. 簡単な整理整頓を習慣化する

普段のちょっとした整理整頓を習慣化するだけでも、片づけの習慣は身に付きやすくなります。

たとえば、靴の向きをそろえる、スリッパの向きをそろえる、脱いだ服は洗濯籠に入れる、などほんのちょっとしたことだけで構いません。

 

3. 時間を決めて家族一斉に片付けをする

子ども一人に片づけを習慣づけることが難しくても、家族全員の習慣にしてしまえば、自然と習慣づけることができます。

たとえば、毎日晩ごはんの前の5分間を家族全員のお片づけタイムにするのも良いでしょう。

具体的には、家族各々が5分間自分の私物の片づけを行った後、きれいになった部屋で「いただきます」をするなどです。家族みんなで行うので楽しいうえに強制力も働くのでオススメです。

 

4. 片付けをしないことをすぐに怒らない

なかなか子どもが言うことを聞かないからといってすぐに怒るのはやめましょう。

怒られてしぶしぶ片づけをしたところで、それは苦痛の時間でしかなく習慣化することはできません。

上述の方法を用いたり、始めのうちは一緒になって片づけをしてあげるなどして、なるべく子どもが自主的に片づけをするようになるよう根気強く促してあげましょう。

 

5. 片付けをしたらいっぱい褒める

反対に、子どもが片づけをしたときにはオーバーなくらい、目いっぱい褒めてあげましょう。

小さな子どもほどお母さんに褒められることは嬉しいことで、片づけへのモチベーションにもなります。
「えらいねぇ」「ありがとう」といった褒め言葉だけでなく、「とってもきれいになったね」「お片付けをしたらお部屋が広くなったね」と、片づけの成果も併せて伝えてあると効果的です。

上手に片づけができなかった場合でも、褒めることは大事です。

「ありがとう」と伝えたうえで、「こうしたらもっときれいになるね」とアドバイスを加えるように指摘・実践してあげると良いです。