小学生や幼稚園児、保育園児といった小さな子どもにテレビゲームやカードゲームが流行するようになって久しく、少子化も相まって外で遊ぶ子どもを見かけることも少なくなってきました。


現在では、親の世代でも幼少期からテレビゲームにどっぷりとハマってきた方は多いですから、一昔前のように「テレビゲームなんてやめて外で遊びなさい!」と叱る親も減ってきたのではないでしょうか?

ですが、外で遊ぶことは子どもの心身の成長にとってとても重要なことです。ここでは、子どもにとって外で遊ぶことの重要性について見ていきましょう。

体力・運動能力の向上

鬼ごっこ、かくれんぼ、縄跳び、ブランコ、ジャングルジム、サッカー、野球などなど、外での遊びには運動を伴うものが多いです。

こうした遊びに伴う運動が、子どもの体力・運動能力の向上に役立つのは言うまでもありません。

子どもが外で遊ばなくなって久しいですが、こうした傾向が子どもの体力・運動能力の低下につながっていることは疑いようがありません。

ここで、一般社団法人日本公演施設業協会による最近の調査結果をご紹介します。

この調査では昭和39年、平成元年、平成25年の10歳の男女の体力・運動能力が比較されており、全般において平成25年の子どもは平成元年の子どもよりも体力・運動能力が低下していることが分かります。

 

種目

年代

10歳男子

10歳女子

握力

S39

16.74

15.04

H1

18.16

16.95

H25

17.36

16.55

50M

S39

9.28

9.57

H1

9.20

9.41

H25

9.26

9.55

ボール投げ

S39

30.38

15.13

H1

28.37

16.53

H25

24.45

14.37

主体性・積極性の向上

子どもは遊びの中で、自分の限界に挑戦しようとします。

「あの木のてっぺんまで登ってみよう」、「あのジャングルジムの上から飛び降りてみよう」、「鉄棒で大車輪をしてみよう」などなど。こうした挑戦の中で子どもは自分自身の主体性・積極性を向上させます。


また、集団での遊びによる成長も大きいです。集団での遊びに加わり、発言し、協力しあったりすることでも主体性・積極性を大きく向上させることができます。

協調性の向上

集団での遊びから得られる効果はそれだけではありません。

一人での遊びでは身に付けられず、集団での遊びだからこそ身に付けることができるのが協調性やコミュニケーション能力です。

屋内でのテレビゲーム等の遊びでも、協調性やコミュニケーション能力は備わります。ですが、外だからこそ大人数で集まることができ、精神的にも身体的にも接触し合うことで一層こうした協調性・コミュニケーション能力を向上させることができるのです。

また、集団での遊びの中には、自ずとそれぞれの役割・立ち位置が明らかになってくるので、他人の目から見た自分、集団の中での自分を知ることができ、自分自身を意識するきっかけにもなります。

感受性の向上

外で遊ぶ場合、自然と季節や天気に触れることになります。

春にはつくしを探してみたり、夏には虫取りをしてみたり、秋にはどんぐりを拾ってみたり、冬には雪合戦をしてみたりと、外での遊びの中で自然と四季に触れることができます。

また、晴れの日、風の強い、雨の日によっても遊ぶ場所や遊び方は変わってきますし、「今日は暑いなぁ」とか「とても寒いなぁ」といった感情を持ち、それを友達同士話し合って共有します。

こうした季節や天気に触れることで子どもの感受性は豊かになります。

道徳心の向上

子どもは遊びの中で、自分の限界に挑戦しようとします。

「あの木のてっぺんまで登ってみよう」、「あのジャングルジムの上から飛び降りてみよう」、「鉄棒で大車輪をしてみよう」などなど。

こうした挑戦の中で子どもは自分自身の主体性・積極性を向上させます。
また、集団での遊びによる成長も大きいです。集団での遊びに加わり、発言し、協力しあったりすることでも主体性・積極性を大きく向上させることができます。

危険予知能力、回避能力の向上

子どもが遊びの中で自分の限界に挑戦しようとすることは前述しました。

その挑戦の過程で大人から見ると実に危なっかしいと感じることを、子どもは喜々としてやろうとします。たとえば、ブランコを立ちこぎして誰が一番遠くに着地できるかを競ったり、自転車を両手離しで坂道を下ったりなどです。

こうした挑戦によるトライアンドエラーを繰り返すことで、子どもは自分の能力の限界地や危険のレベル、危険の回避といったことを学ぶことができ、やはりこれは外だからこそできることであります。

もちろん、危険な遊びにも限度があり、大人が止めるべき遊びもありますが、危険な遊びの中でこそ、得ることができる危険予知能力や回避能力があることを保護者は理解し、尊重すべきでしょう。