中学校受験や高校受験、大学受験は想像しやすいかと思います。基本的には、国語や算数、あるいは英語や数学といった各科目のペーパー試験を受け、点数の高い人から順に合格です。ですが、小学校受験というのは、ペーパー試験を黙々と行うにはあまりに小さい幼児ですから、なかなか想像しにくいですね。一体、小学校受験とはどのようなものなのでしょう?

ペーパー試験

小学校受験の内容は、学校によって結構違ってきます。ペーパー試験のある学校もあればない学校もあります。ですが、ペーパー試験のある学校でも、基本的には文字が書かれておらず、試験時にその場に先生がいて問題を読み上げる、テレビで先生が問題を読み上げる、音声を流す、などの方法によって行われます。

 

問題の内容は、例えば鏡餅の絵を見せて、「これの次の行事に関係する絵を一つ選びなさい」といった問題などです。この問題の場合、鏡餅(お正月(1月の行事)に関係するもの)の次の行事なので、節分と関係する豆まきの豆の絵や鬼のお面の絵を選ぶのが正解で、サンタクロースの絵や門松の絵(お正月)、ひな祭りの絵などを選択すれば間違いとなります。 そのほか、季節の花や虫、食べ物の問題や、ある平面の模様の入った四角形の図形を見せ、「ひとつ左にパタンと倒した図形は次のどれでしょう?」といった図形問題なども出題されます。また、少し長めの先生のお話(ストーリー)を聞いた後、「太郎君のお父さんはこの絵の中のどの人でしょう?」といった質問がなされる話の記憶の問題、ある女の子の絵を10秒間見せた後「正しい絵に○をつけてください」と、複数の髪形や洋服、バッグの絵を選択させる絵の記憶の問題もあります。 こうしたペーパー試験のほか、工作の問題が出題されるところもあります。

行動観察

また、ほとんどの学校で行われるのが行動観察です。行動観察と言う科目自体はない場合でも、自由行動や工作、あるいは待ち時間の様子を観察(!)するなどして行動が観察されています。行動観察の内容は、椅子取りゲーム、電車ごっこなどの遊びや、共同制作、食事など様々です。 こうした行動観察を通じて、入学後の集団生活の中で上手くやっていけるかどうかを判断されるのです。 たとえ、ペーパー試験や面接で高得点を取ったとしても、行動観察の中でケンカをしてしまったような場合、致命的な減点となってしまうでしょう。

面接

面接もほとんどの学校で行われます。子どもへの質問では「あなたの名前にはどういう意味が込められているのですか?」や「小学校に入ったら何がしたいですか?」といった質問などがされます。基本的にそれほど難しい質問はされませんが、「分かりません」と答えるのは良くありません。ですので、予想される質問については、事前に準備しておくべきです。