子どもは可愛いばかりではありません。

たとえ我が子であっても、わがままばかりを言われてしまっては親御さんも疲れ果ててしまいますし、わがままなまま成長してしまえば将来の友人関係や恋人関係などの人間関係にも影響してしまいます。


そこで、ここでは子どもをわがままに育てない方法について紹介してみたいと思います。

そもそも「わがまま」って何?

私たちが感覚的に理解している「わがまま」ですが、その正確な意味を確認しておきましょう。

三省堂のスーパー大辞林によると、わがままとは、「他人のことを考えず、自分の都合だけを考えて行動すること(さま)」とあります。

たとえば、スーパーでお菓子を前にして「買ってくれなきゃやだー!!」と泣き叫び続けるのは、周囲のお客さんや店のことを考えずに、「このお菓子がほしい」という自分の都合だけを考えての行動なので「わがまま」と言えます。

一人っ子はわがまま?

しばしば「一人っ子はわがままが多い」と耳にすることがあります。

確かに、親の愛情を一身に受け、常に親の関心の中心にい続ける点や、兄弟げんかと無縁な点で、他人のことを考える機会に欠ける点はあり、わがままに育つ可能性はあります。

ですが、兄弟姉妹がいたところでわがままな子に育つ可能性は当然あります。

一番上の子は、しっかり者で面倒見が良いと言われることが多いですが、もともとは一人っ子の時代があったうえ、「なんでいつも自分が我慢しなくちゃいけないんだ」という不満を大なり小なり持つことがあります。

二番目の子は、間に挟まれ、ないがしろにされていると感じる子もいます。そして、こうした一番目の子、二番目の子それぞれ感情がわがままにつながる場合もあります。

結局のところ、わがままな子どもになるかどうかは、兄弟の数や生まれた順番とはそれほど関係がありません。

子どもをわがままにしない方法

1 わがままな親でいないこと

子どもは親の姿を見て育ちます。

小さな子どもにとって、親は一番の教科書となります。そのような存在である親が、家庭でわがままな態度を取っていたら、子どもも同調してわがままに育ってしまいます。


たとえば、夫婦がいつも怒鳴り合っている家庭では、自分の主張を通すためには大声をあげてもかまわない、と子どもが認識して、わがままに育ってしまいやすくなります。


それでは、どのような家庭が良いかと言うと、両親や子どもがそれぞれお互いの意見を尊重しつつ、相容れない部分についても落ち着いて対話によって解決しようとする家庭です。

子どもは親を映す一つの鏡と考えておきましょう。

 

2 子どものわがままに根負けしない

子どもがわがままを言って一向に聞く耳を持たない場合でも、根負けして折れてしまわないようにすることが大事です。


先の例では、スーパーでお菓子を前にして泣き叫ぶ子どもに対して、周りの目も気にしてしまいついつい根負けしてしまいそうになりますが、最後に折れてしまえば「駄々をこね続ければ買ってもらえる」と思われてしまい、今後も同じようなシチュエーションが繰り返されることになります。


「ずっとそこで泣いていなさい!」と言い捨てて、先に行ってしまえば泣きながら後を追ってくることも多いですし、動く気配がない場合には少し強引に手を引いて連れていくことも必要です。

 

3 我慢ができたらしっかり褒めてあげる

一方で、わがままを言わず、あるいはわがままを止めて親の言葉を聞き入れた場合には、しっかりと褒めてあげましょう。


子どもは褒められることが大好きで、反対に褒められると思ったのに褒めてもらえなければ不貞腐(ふてくさ)れてしまいます。

一度きりでなく継続的に我慢ができる子になるためにも、「褒めポイント」を見逃さずにきっちりと褒めてあげましょう。

 

4 お父さんとお母さんでルールを統一する

一日のうち子どもと一緒にいる時間の長いことが多いお母さんと違い、お父さんは休日くらいしか子どもとゆっくり過ごすことができる時間がないことも多いです。

たまの父子のスキンシップということで、子どものほしがる物は何でも買ってあげたくなるお父さんもいることでしょう。

ですが、両親で子どものおねだりに応じる基準が違えば、お母さんが我慢しなさいと言ったときでも「お父さんは買ってくれたのに!」と駄々をこねられる原因にもなってしまいます。


子どもを喜ばせてあげたいお父さんの気持ちは分かりますが、「良いとこ取り」してお母さんを困らせてしまわないように、夫婦で決めたルールを守るようにしましょう。