他の誰でもない大切な自分の子ども。

そんな子どもだからこそ、いつまでも健康で幸せにいてほしいですし、願わくば良い学校・企業に進学・就職もしてほしいですよね。

それでは、人間的にも学歴・職業的にも優秀な子どもの親には何か共通点があるのでしょうか?

ここでは、誰にでもすぐに実践できる、優秀な子どもの親に共通する3つのことについて紹介したいと思います。

強制をしない

あれもこれも強制することは自主性や心のゆとりを奪う

教育熱心な親御さんは、ついつい子どもにあれこれ強制してしまいます。厳格なルールを多く課し、生活習慣や勉強、習い事、考え方に至るまで、自分の考えや方針を子どもに押し付けてしまいがちです。

子どもの意思に関係なく物事を強制することは、子どもの自主性や親に自分の考えを尊重してもらえているのだという心のゆとりを奪ってしまい、閉塞感や親に対する猜疑心、反抗心を与えることになりかねません。

その結果、物事に対して自分の考えを持たない消極的で暗い子どもに育ってしまうこともありますし、思春期に入り我慢の限界に達し、非行に走ってしまうということもあり得ます。

 

強制されて育った子は優秀でも挫折感・敗北感を味わいやすい

他方、このような場合でも、親が敷いたレールに忠実に従い続け、結果的に子どもが優秀に育つことはあります。ですが、それはあくまで学歴や収入においての優秀さに過ぎません。

自主性を遮られて成長した子どもは、たとえ学歴や収入において優秀でも、幸福感を感じづらい大人に成長してしまいがちです。

そのような子どもは、受験や就職で失敗したときには、大きな挫折感・敗北感を味わいやすくもなってしまいます。

これに対し、自主性を十分に尊重してもらえ、物事に対し子ども自身が納得して決断をする場合、それがたとえ失敗に終わったとしても、すぐに前を向けるポジティブさを備えた、人間的に優秀な大人へと育つことができます。

 

強制されて育った子は優秀でも挫折感・敗北感を味わいやすい

子育てにおける強制することのナンセンスさについては、『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』の著者・杉山奈津子さんも言及しています。

杉山氏いわく、人間は、自分の行動を自分で決めたいという欲求を持っているため、行動を強要されると「嫌だ」というスイッチが入ってしまうそうです。

このことを心理学の分野では「心理的リアクタンス」と呼ぶのだそう。

親から「もう宿題は終わったの!?」と聞かれて、子どもが「今からやるつもりだったのに、今のでやる気なくなった」と答えるのは、まさに心理的リアクタンスの典型なのです。

そもそも、専門家の中には、宿題は勉強能力の向上にとって有害と言い切る人もいます。

それによれば、宿題と勉強能力の向上の因果関係は科学的にはまったく証明されていないそうで、小学校、中学校においては宿題を強要すればするほど子どものモチベーションは顕著に低下するとのことです。

「もう宿題は終わったの!?」という類の言葉は、子どもに「嫌だ」のスイッチを入れ心理的リアクタンスを招くNGワードと覚えておきましょう。

 

支援型の親でいる

学歴や収入において優秀で、かつ大人になった後でも幸福感を感じやすい子どもの親には、支援型の子育てをしてきた人が多いのです。

支援型の親とは、子どもに何でも押し付けるのではなく、子どもの自主性を尊重しつつ、困ったときに優しく手を差し伸べる人や、子どもが何かを聞いてきたときにすぐに答えを与えるのではなくヒントを与え子どもに考えさせる人です。

子どもに限らず、人は思考することで成長し自立していきます。もちろん、子どもの考えを100%聞き入れてしまうことは、子どもの成長を考えた際に妥当でないことも多いです。

ですが、そのような場合でも頭ごなしに否定するのではなく、どういう理由で聞き入れることができないのか、その理由を伝え、子どもに考えさせたうえで納得させることが重要です。

また、支援型の親は子どもに物を与えることよりも、キャンプやスキー、旅行や留学など、色々な体験をさせてあげることを重視している人でもあります。

親が良かれと思って体験させたことに全然興味を示さないこともあれば、親から見て何が楽しいのか全然分からないことに夢中になることもあります。

それら一つ一つの体験が、子どもの感受性や素質を育んでいき、視野の広い人へと成長させてくれます。視野の広い人は、概して物事を俯瞰し目標を明確化したうえで、その達成のためのスキームを組み立てる思考を持つことが多く、結果として勉強面や仕事面でも優秀な大人へと育ちやすいです。

 

否定的な言葉を投げかけない

否定的な言葉を投げかけるくせのある親御さんは、そうした言葉の積み重ねが子どもの健全な成長を阻害していることを意識しておくべきです。

「ゲームばかりしていると勉強に遅れるぞ」、「あんな子と仲良くするのはやめなさい」、「そんな変な物作ってどうするの」などなど。否定的な言葉から入っても子どもは聞く耳を持たず、やはり親に対する嫌悪感、反感、猜疑心を募らせるだけです。

大好きなゲームを止めさせられて「勉強をしろ」と言われても勉強をしたがる子はおらず「うるさいな」と感じるだけです。

大好きな友達なのに、親から見たその子の性格や保護者の事情を持ち出してきて断定的に「仲良くするな」と言われても子どもは「なんで仲良くしちゃいけないの?」と感じてしまいます。

さらに、親から見れば訳の分からない落書きや工作であっても、子どもの目にはその子自身の世界が広がったアートなのかもしれません。

子どもに作為・不作為を仕向けるときにも、子どもの視点に立ち子どもの理解・納得を得られるように投げかける言葉を考えるべきであり、その言葉には極力否定的なニュアンスを避けるべきでしょう。

 

天才の育て方

今世間を賑わせている天才といえば、まぎれもなく、藤井聡太棋士でしょう。

彼のように育ってほしいと思う親御さんも多いのではないでしょうか?
藤井聡太棋士のような天才を育てるヒントについて、まとめてみました。

子供がやりたいことは全てやらせる

藤井聡太棋士も最初からずっと将棋だけやってきたわけではないそうです。

彼は幼少期の頃は好奇心旺盛でいろんな遊びをやってきたようです。

画用紙を編んで作る「ハートバッグ」という袋。スイスの木製おもちゃ「キュボロ」。みなさんご存知の電車のおもちゃ「プラレール」。

ただどれも共通していたのは、何かにのめりこんだかのようにすさまじい集中力を発揮していたことです。

そして運命の出会いは5歳の時。
祖母が彼に駒の動かし方が書いてある公文式「スタディ将棋」を買ってあげたときでした。

彼はそのときから将棋人生を歩み始め、現在天才として日本中に知られています。
彼はたくさん遊んだからこそ、自分が活躍できる場所を子供のうちに発見できたといえるでしょう。

 

口出ししない

過剰な応援や試合のダメ出しをして子供にプレッシャーをかけるのは良くありません。

子供のうちから結果がすべてと思い込んでしまうと、子供が好きで始めたことをやりたくなくなります。

それも考えてみれば当然です。好きだからやっていたことが好きじゃなくなったわけですから。

親としては子供に期待やプレッシャーをかけず、結果が出ても出なくてもいつも変わらぬ笑顔で接してあげましょう。

親は子供の結果に一喜一憂するのではなく、子供が好きで楽しくやっている姿がそこにあることを喜びましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

強制しないことが大切だと言っても、無分別な子どもをしつける家庭で強制せざるを得ないこともあるでしょうし、子どもの数だけ個性がありますから、実際には上手くいかないことも多いかと思います。

ですが、何かを強制せざるを得ないときでも、その理由を真摯に伝えてあげれば、子どもなりに納得するところはあり、強制も説得に変わります。

子どものために良かれと思ってした言動でも、子どもの感じ方一つでプラスの影響にもマイナスの影響にもなります。

強制しない・支援型の親でいる・否定的な言葉をなげかけない、これを意識して子どもと接するだけでも、子どもの成長の仕方は大きく変わってきます。

少し意識して習慣づけることで誰にでもできることですので、ぜひ参考にしてみてください。