小学校受験が人気の理由

都市部を中心に子どもに小学校受験を受けさせようと考える親御さんは増えてきています。

小学校受験の主な理由は、情操教育を大切にした質の良い教育を受けられること、教育熱心な保護者が多いため教育についての情報共有ができること、あるいは比較的裕福な家庭の子どもが多いので生活水準・家庭環境の似た友人に囲まれて成長できること、などです。

もっとも、中学受験以降の受験と違い、小学校受験の勉強内容を保護者が理解できない、ということはないはず。それなのに、塾が人気なのはなぜでしょう?

塾(幼児教室)のメリット

最近では、こうした小学校受験のニーズの高まりに応えるようにして、小学校受験用の塾(幼児教室)も増えてきました。

子どもを志望校に合格させるために塾に通わせることを考えている親御さんも多いことかと思います。
塾のメリットには、勉強内容を教えてもらえることはもちろん、以下のようなことも挙げられます。

・行動観察のように集団だからこそできる対策を取れること(行動観察とは、多くの学校で受験科目の一つとなっているもので、集団での遊びなどを通じて、集団の中での行動を観察され入学後の集団生活になじめるかどうかを採点されるもの)

・受験傾向を知ることができる

・各学校ごとの対策を立てることができる

・面接対策も立てやすくなる(どのような質問がきてどのように答えればよいかを教えてもらえる)

・保護者同士で情報の共有ができる

・保護者の負担が減る

・子どもに受験仲間ができる

・子どもに受験の意識(ちゃんとお勉強しないといけない、という意識)が芽生える

 

費用はどれくらい?

そこで気になるのはやっぱりお金。小学校受験のための費用はどのくらいかかるのでしょう?

トータルで50万円~300万円ほど

結論的には、小学校受験のための費用は、塾を含めトータルで50万円~300万円ほどです。

これほどの開きがある理由は、通っている塾の月謝の差もありますが、どのくらい塾に通っていたか、どのくらい模試を受けていたか、他に習い事をしているか(小学校受験をする家庭には、お絵かき教室や体操教室に通っている子どもが少なくありません)などによります。


もう少し個別具体的に、費用を分析していきましょう。

 

塾の月謝代は週1回の場合で4~6万円ほど

塾の費用は、だいたい1コマ1時間で1万円ほどです。一般に年少から年長にかけて高くなり、年少7500円、年中8500円、年長10000円といったところです。年少のうちから通う、という人もいますが、年長から入塾したり、受験の直前期の1カ月間だけ入塾したりする人も多いです。また、年中までは週1回、年長になると週1~2回という人が多いようです。
週1回の場合なら、塾の月謝は月4~6万円ほど、週2回の場合は月8~12万円ほどです。

 

合宿・短期集中講習で10万円ほど

塾には通常の授業のほかに、合宿や短期集中講習のようなものもあります。合宿の場合、たとえば2泊3日で10万円、短期集中講習なら4時間×5日間で10万円、などです。

 

模試は1回1~2万円ほど

模試は1回1~2万円ほどです。模試は、本番慣れをする点でも、現在の実力を把握する点でも重要な機会ですが、どのくらい受けるかはその塾の方針によるところが大きいです。

少なければ2~3回、多ければ10回ほど受けます。
そのため、少なければ2~3万円ほどで済みますが、多ければ15~20万円ほどの出費となります。

 

受験料は国立3300円、私立2~3万円

受験料は、国立小学校で3300円、私立小学校では2~3万円ほどです。受験する数には家庭ごとに差がありますが、願書の提出数が5~10校ほど、実際に受験する学校数は3~5校ほどが平均のようです。願書の提出数に比べ受験数が低くなる理由は、子どもの体調不良、すでに志望校に合格したから、日程がかぶってしまったから、複数回の受験に子どもが疲れてしまったから、などです。
子どもはもともと病気になりやすいですし、自分自身で適切に体調管理をすることもできません。なので、受験日に体調を崩さないようしっかりとサポートしてあげましょう。また、複数回の受験で子どもが疲れたりモチベーションをなくしてダレてしまうこともあります。志望校を1校目に受験することはオススメできませんが、試し受験を繰り返し過ぎて肝心の本番で子どもが「受けたくない」なんて言わないように、子どもの性格も考えた上で、受験数・日程は組むようにしましょう。

 

洋服代

小学校受験では面接があるので面接用の服装も用意しなければなりません。面接は子どもだけでなく両親も行いますので、家族そろって新調することもあるようです。

洋服代はブランド次第でかなり変わってきますが、家族全員(3人)でとなると5万円~15万円ほどは必要となるでしょう。

 

受験費用を減らすコツ

このように、小学校受験には色々とお金がかかってき、最終的には前述のように50万円~300万円ほどかかります。

300万円かけている人と50万円で済んでいる人の差はというと、やはり塾代の差が大きく影響してきます。


年少のうちから塾に通い、年長には週2回通う人と、年長の直前期だけ週に1回通う人とでは金額面で大きく差が出てきますよね。


このように、できるだけ塾代を減らすためには、家庭での学習の充実度を増やす必要があります。塾に通わずに受かる方法については、「小学校受験塾に行かないで合格する方法」で述べているので、参考にしてみてください。