バイリンガルな子どもというと、片方の親が外国人だったり、幼い頃から海外で生活していた人が思い浮かばれます。

ですが、グローバル社会の中、両親ともに日本人で日本暮らしだけど、「子どもをバイリンガルにしたい!」と思う親御さんも多いはず。

それでは、日本に暮らす日本人両親の子どもがバイリンガルとなるにはどうしたらいいのでしょうか?

何歳から始めればいい?早ければ早いほどいい

よく言われるように、子どもの聴覚は鋭敏で、子どものうちからその言語に触れることで、ネイティブ同様「耳で覚える」ということが可能になります。


もっとも、あまりに幼い頃から二か国語に触れると、どちらも中途半端になってしまい、子どもが自分の言いたいことを言語化できずフラストレーションがたまってしまう、というデメリットもあります。
そのため、英語学習をスタートするのは、3歳ころからがいいのではないかとも言われています。


とはいえ、たとえ日本語の習得が多少遅くなったとしても、日本人両親の下で日本に暮らしている以上、日本語が中途半端になってしまうということはないでしょう。

ですので、言語学習は「早ければ早い方が良い」というのが基本といえます。もちろん、10歳くらいまでは言語学習に適した優れた聴覚が生きていますので、「遅すぎることもない」ということを覚えておいてください。

英語学習の基本は、聴くことと読み聞かせること

それでは、どのようにして学習していけばよいのでしょうか?基本は、「英語を聴かせる・読み聞かせること」です。

聴かせる

まずは子どもの耳に英語の音を慣れさせるところからスタートです。
音楽やDVD、英語番組を流し、英語に対する違和感を感じない耳にしていきましょう。

ここで大切なのは、子ども自身が楽しめることです。
子どもは「勉強」や「強制」と感じれば拒絶反応を起こしてしまいます。

そのため、音楽やDVD、テレビ番組も楽しそうかどうかを基準に選んでみてください。
DVDの場合、ディズニーやジブリの英語版がテッパン(間違いなし)でしょう。

英語番組としては、ディズニーチャンネルが人気です。ディズニーチャンネルは、ディズニーが運営している専門チャンネルで、スカパーなどで観ることができ、アニメを中心に映画やドラマなどを放送しています。

私の知り合いにも英語がペラペラな人で子どもの頃にディズニーチャンネルをずっと観ていた、という人は多いです。

 

読み聞かせる

耳が英語に慣れてきたら、次は英語を読み聞かせてあげましょう。「聴く」と「読み聞かせる」は、似ているようで違います。「聴く」は、子どもの理解に関わらず一方通行的に音を垂れ流し、その中で英語に耳を慣れさせるものです。他方、「読み聞かせ」は、子どもに向かって、内容が理解できるようにゆっくりと話しかけるものです。「聴く」ことに慣れた次の段階で「読み聞かせ」を行うことで、英語を理解できるようになってきます。
もっとも、「上手く英語を話せない」、「毎日読み聞かせてあげる時間がなかなかない」という親御さんもいることと思います。そもそも、英語の発音が正しくできない人が子どもに英語で話しかけることは、子どもが間違った発音を耳で覚えてしまうためオススメできません。
そこで便利なのが、英語の読み聞かせ絵本です。日本や海外の昔話などを英語で朗読したCD付きの絵本なので、子どもが一人でも聞くことができますし、親子で一緒にCDを聴きながら朗読するのも楽しいでしょう。

 

家庭で英語に触れる機会を増やし、親が楽しむ

英語学習で重要なことは、家庭で英語に触れる機会を増やすことです。

CDやDVD、テレビの英語率を上げたり、英語のポスターを貼ったりして、自然と英語に触れることができるようにしましょう。

もっとも、英語のCDをかけっぱなしにしたり、ポスターを貼りっぱなしにしていては効果も半減してしまいます。

子どもは親と一緒に遊びたがりますよね。英語の学習も同じで、親自身が英語を遊び感覚で楽しみ、その遊びの中に子どもを巻き込んでしまうことが効果的です。

たとえば、CDなら、親が率先して大きな声で楽しそうに歌う、お風呂に英語のポスターを貼って子どもと一緒にお風呂の中で発音するなどです。

外でも英語に触れる機会を

以上のように、家庭の中で英語力を上げることは可能ですが、両親が日本人である以上、家での会話は日本語になりますし、一歩外に出れば当然流れてくる音は全部日本語です。

また、家の中でできるだけ英語で会話しようと張り切る親御さんもいるかもしれませんが、これはあまりオススメできません。

前述のように、子どもの鋭い聴覚が、間違った発音・言葉を音として捉え、慣れてしまう危険があるからです。

また、家庭内での日常会話までが英語となってしまえば、日本語能力の発達の方に悪影響も及ぼしかねません。

英会話スクール、プリスクール

そこで、英会話スクールに通ったり、プリスクールに通うことで、外でも英語に触れる機会を作ってあげると良いでしょう。


プリスクールは、早ければ0歳から通うことができ、小学校入学前まで通うことができます。多くのところが週1回から通うことができ、月曜から金曜まで週5回通ったとしても、一般的な保育園よりも少し費用が高いくらい(1日4~6時間、月6~10万円)で済むため、外で英語を学ぶにはとても適しています。


英会話スクールは0歳から行けるところも多く、音楽やゲームを用いて楽しんで英語を学べる工夫がされています。

また、ネイティブの先生からフェイストゥフェイスで正しい発音を学ぶことができる点も魅力です。

もちろん、英会話スクールにだけ通わせておけば良い、というものではなく、家に帰った後も英語に触れる機会を増やすよう、前述のような試みを行い、親も一緒になって英語で「遊んで」ください。