これからの時代、どんな職業を選択しようともパソコンは必要となります。大学のレポートやゼミの発表でもパソコンはマストアイテムです。
もっとも、「インターネットで有害サイトを閲覧しないかな?」「ゲームばかりしないかな?」「変な人と知り合いにならないかな?」などなど心配事もありますよね。
ここでは、子どもにパソコンを何歳から使わせるべきかについて考えてみたいと思います。

 

インターネット以外

何歳からでもOK

パソコンの使用と言っても、インターネットに接続するかしないかで使い道や心配事は大きく違ってきます。
インターネットに接続せず、キーボードに触れさせたり、Wordで文章を作成させたり、ゲームをさせたり、といった使い方をする場合、基本的には何歳からでも問題ないでしょう。

現在小学校でのパソコン授業は、「何年生から」という明確な決まりはないですが、大体1・2年生頃から始まるところが多いようです。また、2020年度からは小学校でのプログラミング教育が必修化されます。
小学校に入学してすぐパソコンに触れることになるわけですから、授業で苦労しないためにも、キーボードのたたき方やマウスの扱い方に慣れさせておいて損はありません。

 

画面の見過ぎには注意

もっとも、パソコンを長時間見ることは眼にとって確実に良くありません。パソコンの画面から放出されるブルーカラーは、眼を疲労させるうえ、睡眠の質の低下にもつながり、子どもの成長を妨げます。
そのため、子どもにパソコンを使わせる場合には、

・「1日○分」と時間を決める

・画面にはブルーライトカットのシートを貼る

・まばたきをしっかりするよう教える

・数分おきに画面以外の場所を見るよう教える

などの対応を取ることが必要です。

 

インターネット

小学生の9割以上がインターネットを利用

一方、インターネットに接続する場合には、子どもが検索・閲覧すべきでないサイトが無数にあるため、特別な注意が必要です。

もっとも、注意が必要だからと言って一律に禁止するのは現代の実態にそぐいません。
平成26年に内閣府が発表した結果によると、平成25年度における小学生のパソコンを通したインターネット利用率は、なんと92.1%でした。この調査では学年ごとの分布までは発表されていませんでしたが、低学年の利用率も相当なものと予想されます。

 

年齢よりもルール作りが重要

こうした子どものインターネット利用の実態を考えると、インターネットの場合も、子どもの年齢で利用を禁止・解禁することよりも、利用する際の家庭ごとのルール作りがとても重要と言えます。

 

子どものインターネット利用の危険

子どものインターネット利用の危険として、たとえば以下のものです。

・アダルトサイトや出会い系サイトを利用する

・麻薬などの違法薬物サイトを利用する

・過激な発言が飛び交う掲示板や自殺サイトなどを閲覧する

・オンラインショッピング、アプリの有料サービスを利用する

アダルトサイトや出会い系サイト、違法薬物サイトの閲覧が危険なのは言うまでもありませんが、掲示板や自殺サイトの閲覧もそのネガティブで排他的で陰湿な世界観に影響される危険があります。また、amazonなどを利用して、勝手にあれこれオンラインショッピングをしたり、アプリの有料サービスを利用するなどして、知らないうちに請求がきてしまうこともあります。

 

対処法

「うちの子はまだ小さいから大丈夫」だとか「私の子に限ってそんなことはない」といった考えは危険です。子どもは親の知らないうちに友達やその親、テレビ、あるいはインターネットそれ自体から、いろいろな情報を入手し、関心を持ちます。
子どものインターネットの利用の危険に対する対処法としては、以下のものが挙げられます。

・ルール作りを行う

・フィルタリングサービスを利用する

・ログインの際のパスワードを子どもに教えない

このうち、ルール作りは最も大切です。前述の内閣府の発表では、小学生の家庭でインターネット接続機器の使い方についてルールを決めているところは、およそ65%程度でした。
子どもが大きくなるにつれ、ルールの徹底は難しくなってくるでしょうが、小さいうちはきっちりと話し合うことでルールを守ることは十分可能です。

ルールの例としては、「親のいるところでしかインターネットを利用しない」、「インターネットの利用は1日30分以内」、「危険なサイトを閲覧したら1カ月利用を禁止する」などです。
ルールを、親から子に押し付けるのではなく、お互いが納得するまで話し合い、「命令」ではなく「約束」にする方が、良好な親子関係の観点からもインターネット利用の危険防止の観点からものぞましいでしょう。