グローバル社会でますます英語の必要性が高まる中、日本人の英語力の欠如は想像に難くありません。

イー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF)が2012年に世界60か国70万人の成人を対象に行った無料英語テストの結果(第3回 EF 英語能力指数(EF EPI))によれば、日本は60か国中26位でした。ちなみに他の東アジア諸国については、香港22位、韓国24位、台湾33位、中国34位という結果でした。

2013年に公表されたTOEICの国別平均スコアとはランキング構成が大きく違うため、このあたりは受験生に偏りのあるTOEICと無料テストのEF EPIとの差が出たのかもしれません(TOEICの国別平均スコアでは、日本は48国中40位でした)。

トップ10と東アジア

トップ10を見ると、北欧圏が上位に集中していることが分かります。

日本の英語力の低水準の原因

学校教育の問題点

日本の英語力の低水準の原因については、日本の学校教育における英語のコミュニケーション訓練の不足が挙げられており、英会話の要素が含まれない試験勉強への批判の声もあります。

 

海外留学生の減少

日本から海外留学をする学生の減少も指摘されています。

経済協力開発機構(OECD)が2013年に発表した調査結果によれば、大学などの高等教育機関に在籍する日本人のうち海外留学生が占める割合は加盟国33か国中32位の低水準であり、2005年の6万2853人をピークに年々減少し、2011年には3万8535人でした。

 

生の英語に直接触れる

グローバル社会に通用する人材の育成には、コミュニケーションスキルの向上を英語学習の中心とし、また、国内外で外国人と交流し生の英語に直接触れることがとても重要といえるでしょう。 日本においても、2020年度から小学校における英語教育が本格化します。従来のペーパー試験重視の英語教育にも優れた点はあるでしょうが、コミュニケーションスキルの向上にも重点を置いた英語教育の実践に期待したいですね。