プログラミング必修化の概要

2020年度から小学校でのプログラミング教育が必修化されようとしています。
ちなみに、中学校では2021年度から、高校では2022年度からプログラミング教育が必修化されるようです。

 

プログラミング教育必修化の背景

プログラミング教育の必修化の背景には、IT関連のマーケットの拡大に対し、IT人材(WEBエンジニア等)が追いついていないことがあります。
ビッグデータやIoTといった新しい技術やサービスが登場したことにより、ITに対するニーズは今後ますます大きくなっていきます。
それに対し、現在でもすでにIT人材は不足しているうえ、今後も労働人口(特に若年人口)は減少し続けるため、ITの人材不足はどんどんと深刻化すると予想されているのです。

こうしたITの人材不足に対応するため、いよいよ日本でも小学校でのプログラミングが必修化されようとしているのです。
総務省では2025年までに100万人のIT人材を新たに育成する方針を立て、プログラミング教育を推進しています。

 

海外のプログラミング教育事情

このようにプログラミング教育への機運が高まりつつある日本ですが、海外ではすでにプログラミング教育が本格化している国が少なくありません。

 

アメリカ

IT先進国アメリカでは、これまでにもプログラミング教育を推進する民間団体がいくつかあり、小学校のうちからプログラミング教育を行ってきました。
また、プログラミング教育を推進するNPO法人、Code.orgという団体も小学校でのプログラミング教育を推進するため活発に活動しています。

プログラミング教育の推進について、オバマ前大統領やビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグなど著名人がプロモーション動画を配信するなど、国全体でプログラミング教育推進の機運を示したことも記憶に新しいです。

ちなみにアメリカではIT人材の社会的評価はとても高く、日本人エンジニアの年収がおよそ400~500万円程度なのに対し、1000~2000万円と高収入です。

 

イギリス

イギリスでは、2014年以降、義務教育の対象である5~16歳において、プログラミング教育が必修科目として行われています。
義務教育としてのプログラミング教育の一斉導入は、G20諸国では初めてのことでした。
イギリスがほかの国と違い特徴的なのは、子どもに教える先生に対してのプログラミング教育も推進されているところです。先生へのプログラミング教育のためにも多額の投資がなされており本気度が伝わります。

 

韓国

お隣の韓国では、2007年から中学校・高校でのプログラミング教育がスタートし、2017年からは小学校でのプログラミング教育がスタートしています。中学校・高校での導入も、小学校での導入も日本に先行しており、教育分野での日本の新しいことに取り組むスピードの遅さを感じてしまいますね。